職場紹介私の職場を紹介します。某都市ガス会社 天然ガス事業所の概要 当天然ガス事業所は、当地域における有名病院・有名スポーツ施設をはじめとする、某市に都市ガスを供給するため、2005年4月に工事を着工し、2006年4月より操業を開始します。 中圧(0.1Mpa):17.8km 低圧(2.2kpa):137.0kmの導管網により市中へ供給する予定です。 (設備概要) (LNG受入)インドネシアやオーストラリア等からLNGタンカーで運ばれてきたLNGをローリー車で 当社の天然ガス事業所迄陸送しています。 ローリー車1台の積載量は9.6tで、2系統 受入設備により、2台同時に受け入れることが可能です。(受入時間は約60分) (LNG貯槽)容量:150kl×2基 高さ:16m 内槽、外槽の二重殻構造となっており魔法瓶と同じ 原理でー160℃のLNGを貯蔵している。 内槽、外槽の間は真空状態とし、断熱材として パーライトを充填しています。 (加圧蒸発器)能力:400NM3/h×2基 LNGを大気の熱で蒸発させ、そのガスでLNG貯槽の圧力を一定にコントロールし、その圧力で LNGを気化器へ送り出すポンプの役目を果たしています。 (LNG気化器) 能力:1.0t/h×3基 大気の熱を利用した空温式気化器で、常時2基運転となるようサイクリックに切替を行う事により 運転中に付いた霜を待機中に溶かします。 (温水式NG加温器) 能力:2,400NM3/h×1基 冬季はLNG気化器で気化されたガスは、まだ温度が低いため温水で温めます。(凍土対策) (BOG加温器) 能力:1,300NM3/h×1基 LNG貯槽から出たボイルオフガス及びLNGローリー車の減圧時のガスを加温します。 (熱量調整) 送出ガスの熱量を46MJ/NM3(月間平均)にするため、プロパンガスを少量混入し 熱量調整をします。 (付臭装置) ガスを2000倍に希釈しても臭いが感知できるように、10mg/NM3の付臭剤を添加します。 (ミキシングタンク) LNG気化器から出たガスの熱量の変動を吸収すると共に、プロパンガス、付臭剤を均等に混合 するために設置しています。 (圧力調整) 送出ガスは圧力調整器により 中圧:0.1MPa 低圧:2.2kPa に調整して市中へ供給します。 |